見た目とくらし
ニワトリの原種を含むヤケイ属には、セキショクヤケイのほかにハイイロヤケイ・セイロンヤケイ・アオエリヤケイの3種があり、あわせてインド亜大陸から東南アジアにかけて広く分布しています。セキショクヤケイはこの中でもっとも生息域が広く、分布によってコーチシナ・ビルマ・トンキン・インド・ジャワの5亜種に分けられます。生息地は熱帯・亜熱帯から温帯の一部にまで及び、草むらに身を隠す習性があります。羽の色は生息地が東に寄るほど頸や胸の赤みが強く、西に寄るほど淡くなる傾向があり、繁殖期は赤笹色、非繁殖期は換羽後に全体が暗色になるなど季節によっても変わります。
家畜になるまで
現在も東南アジアを中心に生息するセキショクヤケイを主な野生原種として、紀元前6000年頃に家禽化が始まったとする説があります。ニワトリの原種についてはセキショクヤケイのみを原種とする説と、近縁の他種も家禽化に関与したとする説が対立してきましたが、現在は生物学的にセキショクヤケイを直接の祖先とする説が有力です。ただし亜種のレベルでは複数の亜種が関与しており、ニワトリの成立は亜種レベルでは多元的だったとする研究成果もあります。















