見た目と肉
羽色は淡い黄褐色を基調とし、雄は羽色の赤みが強く尾羽が緑黒色、雌は体色のほとんどが淡い黄褐色で尾羽の先端が黒色です。目は赤栗色、脚は鉛色。肉用タイプはおよそ130〜150日齢で出荷され、体重は雄2.7〜3.0 kg・雌2.0〜2.4 kgほどになります。卵用タイプは年間およそ250個(産卵率約70%)を産みます。
なりたち
旧尾張藩士の兄弟が、在来種と中国原産のバフコーチンを交配して作出しました。明治38年(1905年)3月10日、国産実用鶏第1号として日本家禽協会から公認され、大正8年(1919年)に公式名称を「名古屋種」に改めましたが、通称の名古屋コーチンの名が広く浸透しています。明治・大正・昭和にかけて名は全国に広まり「我が国の鶏の代名詞」となりましたが、昭和30年代後半に種鶏の輸入が自由化されると、生産効率を重視した外国鶏に押されて飼養羽数が著しく減少しました。
日本では
昭和40年代後半、昔ながらの「かしわ」の味が見直されたことをきっかけに愛知県が改良に着手し、昭和59年(1984年)に肉用タイプ、平成4年(1992年)にさらに改良した肉用タイプ、平成12年(2000年)に卵用タイプを作出しました。名古屋コーチンや奥久慈しゃもなどに、名古屋種の血が入っています。
