見た目と肉
白地に色つきの斑が入る「カイユ」、体の大部分が黄褐色で腹だけ白い「ブロンド」、体の大部分がまだら模様で腹だけ白い「ブランジェ」の3つの毛色がある牛です。目のまわりが黒っぽい「めがね」模様になることが多く、額は前に丸く張り出し、頭は三角形に近い形をしています。体高は雌がおよそ144cm、雄がおよそ155cmで、体重は雌がおよそ700〜800kg、雄がおよそ900〜1,100kgです。乳と肉の両方に使う兼用種で、乳はタンパク質の含有率がフランスの乳用種の中でもっとも高い品種です。
なりたち
原産地はフランス・ノルマンディー地方です。18世紀にこの地方で飼われていたコタンタン種・オージュロン種・コーショワ種という3つの品種をもとに成立し、乳をやわらかいチーズに加工することと、肉のサシのよさは当時から知られていました。1836年にはイギリスのダラム種(ショートホーン種)の血が入れられ、早熟さと体型の改良がはかられました。1883年には血統登録簿が開かれ、フランスで最初の牛の血統登録簿になりました。
世界では
フランスの乳用種の中で頭数が3番目に多く、主にフランス北西部で飼われています。乳の風味の良さから、カマンベールやリヴァロ、ポン・レヴェックなど、ノルマンディー地方の代表的なチーズにも使われています。ジャージー種は、このノルマン種とブルトン種を基礎に改良された品種です。

