見た目と肉
大ヨークシャー種は大型で体積に富み、全体がおおむね長方形をした豚です。顔はやや長めで顔面はわずかにしゃくれ、毛色は白。日本養豚協会は、飼養頭数の多い主要な雌系品種としています。
なりたち
原産国はイギリスのヨークシャー州です。コリング兄弟が、ヨークシャー州の在来の豚に中国種、ネアポリタン種、レスター種などを交配し、1870年から1880年頃までに成立したといわれます。海外では「ラージホワイト」の名でも呼ばれます。
日本では
平田牧場三元豚やふくいポーク、宮城野豚(ミヤギノポーク)などに使われています。ランドレース種と並ぶ雌系の基礎として、三元交配のもとになっています。
世界では
アメリカの豚の登録団体ナショナル・スワイン・レジストリーは、自国で「ヨークシャー種」と呼ぶこの品種を「アメリカの完全な母系品種(America’s Complete Maternal Breed)」「母の品種(The Mother Breed)」と位置づけています。ランドレース種と交配して生まれた雌は産子数や哺育能力に優れるとされ、世界各国の三元交配で使われています。一方、原産国イギリスでは、希少品種保存団体レア・ブリーズ・サバイバル・トラスト(RBST)が2024〜2025年版ウォッチリストで、在来種としての大ヨークシャー種(Large White)を絶滅のおそれがもっとも高い「Priority」区分にあげています。世界に広まった商用の系統と、原産地イギリスに残る在来個体群とでは、置かれている状況が異なります。

