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SPF豚の意味

「SPF豚」の SPF は、Specific(特定の)Pathogen(病原体が)Free(無い)の頭文字で、あらかじめ指定された病原体を持っていない豚、という意味です。無菌の豚ではありません。あらゆる微生物を持たない無菌豚は、特別な装置の中でしか生きられない実験用の豚で、食用にはなりません。SPF豚は、指定された病原体を農場に持ち込まないように管理された環境で育てた、ふつうに売られる豚肉です。

SPF豚指定された病原体を持たない
無菌豚あらゆる微生物を持たない
育つところ
病原体を持ち込まないよう管理された認定農場
特別な装置の中
食べられるか
ふつうに売られる豚肉
実験用で、食用にはならない
目印
日本SPF豚協会の認定マークのシール
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SPF豚は無菌豚ではない

指定された病原体

「特定の」病原体とは何かは、認定を出している日本SPF豚協会が決めています。協会の公開ページには、その病原体の名前の一覧は載っていません。協会は SPF豚を、清潔な農場環境で飼育される「健康豚」と説明しています。病原体を農場に持ち込まないための管理の仕組みで、肉の味を決めた規格ではありません。

認定農場と認定マーク

協会は、定めた防疫の基準を満たした農場を「SPF豚農場」として認定します。この認定制度は1994年に始まりました。認定を受けた農場で生産された豚肉には、協会の認定マークのシールを貼ることができます。売り場でパックに「SPF」と書いてあるとき、その根拠になるのがこの認定です。

協会は1969年10月に SPF養豚の普及を目指して作られ、2004年10月に法人化し、2008年12月からは一般社団法人日本SPF豚協会です。2026年3月の時点で、協会が認定している SPF豚農場は168、そこで飼われている母豚は71,009頭です。

銘柄と SPF

SPF は品種の名前でも銘柄の名前でもなく、農場の管理の仕組みの名前です。生産者が SPF豚と説明している銘柄には、たとえば北海道のひこま豚があります。県の紹介ページで SPF に触れている銘柄には、同じ北海道のとようらポーク(豊浦SPF豚)や、広島県のお米(マイ)・ポーク。銘柄の名前に SPF が入っていなくても、認定農場で育った豚はあります。パックのシールか、生産者の説明で確かめるものです。

出典

  1. 日本SPF豚協会「SPF豚とは」(https://www.j-spf.com/about・2026年9月25日確認)
  2. 日本SPF豚協会「SPF豚は無菌豚ではありません」(https://www.j-spf.com/73.html・2026年9月25日確認)
  3. 日本SPF豚協会「日本SPF豚協会とは」(https://www.j-spf.com/profile・2026年9月25日確認)

公開 2026年9月25日