見た目と肉
黒地に、肩から前脚にかけて途切れない白い帯(サドル)が入る、大型で体の深い豚です。頭は中くらいの長さで、耳は前向き。背は長くまっすぐで、ハムはよく発達しています。豚肉とベーコンの両方に向く品種です。
なりたち
19世紀初めのイギリス西部にはすでに、白い帯模様の入った黒い豚がいて、ベーコン用として知られていました。この系統からウェセックス・サドルバックとエセックスという2つの品種が生まれ、それぞれ1918年に血統登録簿がつくられました。1960年代、養豚業が白い品種に集中する中でどちらも数を減らし、1967年に2品種が合併してブリティッシュサドルバックになりました。合併前のウェセックス・サドルバックとエセックスは、どちらももとの形では絶滅しました。
世界では
原産国イギリスでは、希少品種保存団体レア・ブリーズ・サバイバル・トラスト(RBST)の2024〜2025年版ウォッチリストで、絶滅のおそれがもっとも高い「At Risk」区分に入っています。2024年の繁殖雌豚はおよそ315頭です。1825〜1830年頃には、この系統の白帯のある豚がアメリカに渡り、ハンプシャー種のもとになりました。

