見た目と肉
羽装により白笹・赤笹・銀笹・碁石などの内種に分かれます。首の周辺や羽の一部に赤または白の笹状の模様が入り、それ以外は青光りした黒色。鶏冠は赤色で、脚の色は鉛色または黄色です。小格な品種で、赤笹の雄は21週齢の体重が約1,500 gしかありません。飛ぶ力が強く、雌雄で共同して子育てをするなど野生の性質を色濃く残しています。
なりたち
岩手県内では、県北の山間部から県南部にかけて古くから農家の庭先で飼われ、郷土料理に使われてきました。いったん絶滅したと思われていましたが、1975年(昭和50年)に65年ぶりに青森県田子町で発見され、その入手経路から岩手県二戸市で原種が確認されています。1977年(昭和52年)に山形村(現・久慈市)が岩手地鶏を天然記念物に指定し、1984年(昭和59年)には文化庁の「史跡名勝天然記念物指定目録」に掲載されました。日本鶏のうち羽数の少ない尾長鶏・声良鶏・比内鶏など17品種が「史跡名勝天然記念物」の指定を受けており、岩手地鶏もその一つです。
日本では
現在の飼養羽数は推定約400羽で、赤笹と白笹が大半を占めます。県の畜産研究所が約300羽を飼育していますが、産卵率も20%程度にとどまります。南部かしわは、岩手地鶏の血を引く銘柄です。