見た目と肉
肉色は赤みが強く、純系会津地鶏の味と身の締まりを受け継いでいます。肉質はきめが細かく弾力があり、うま味に関わるとされるアラキドン酸を多く含んでいます。
なりたち
純系会津地鶏は、少なくとも450年以上前から福島県会津地方にのみ生息していました。会津地域は日本海側からも太平洋側からも100 kmほど離れた内陸部で、周辺に交雑する鶏がいなかったため、固有種として残ったとされています。その黒く長い尾羽は、1570年代に伝わる郷土芸能「会津彼岸獅子」の獅子頭にも使われ、鶏肉は山間地域の正月や祝い行事の食材として珍重されるなど、450年以上会津の歴史とともにありました。
他の鶏と比べて体が小さく産卵性も高くなかったため飼養者が減り、絶滅寸前となりましたが、昭和62年(1987年)に福島県養鶏試験場(現・福島県農業総合センター畜産研究所)が純系会津地鶏を譲り受けて保護・繁殖を始めました。鹿児島大学への血液鑑定で固有種と判明し、平成11年(1999年)には地鶏肉の日本農林規格(JAS)で在来種に規定されています。
日本では
県試験場は平成3年(1991年)、純系会津地鶏の雄と白色プリマスロックの雌による雄種鶏に、ロードアイランドレッドの雌種鶏をかけあわせる交配様式を決め、翌平成4年(1992年)から地鶏「会津地鶏」として生産を始めました。飼育期間は90日から170日です。